一般的に「歯槽膿漏」と言われているものです。この病気は歯の表面に付く歯垢(プラーク)による炎症で、歯を支えている歯槽骨が破壊され、歯を支えることができなくなり、抜けてしまう病気です。
歯を失う多くの原因はこの「歯周病」です。
治療の流れ
医療保険制度(保険証)を使っての歯周病治療は1日では終わりません。
初診時の検査を含め最低でも4回以上はかかります。
途中で治療を中断されると症状が悪化したり、今後医療保険を使っての治療の再開ができない場合もあります。(どうしても時間的制約のある方、1回で済ませたい方は、保険制度の決まりに縛られない自由診療を選択していただくことになります。)
初診時
初診時には、お口全体のレントゲン写真撮影と、歯ぐき(歯肉や歯槽骨)の検査をします。
ここでいう検査とは、歯のまわりにある溝の深さの測定・出血の有無・排膿の有無・歯の揺れの測定のことをいいます。
歯石取り
上の歯、下の歯全体を2回以上に分けて歯石取りしていきます。
その際、超音波の力で歯石を落とす「超音波スケーラー」というものなどを使います。
歯石を取った後は仕上げとして、歯の表面をきれいに磨いていきます。
2回目の歯肉の検査
最後の歯石取りから1週間以上空けて来院してもらいます。このときの検査内容は初診時と同じです。
歯肉の状態の改善が見られ、検査結果が良好であれば、ここでいったん終了になります。
歯肉の改善がみられない場合や、検査結果が良好で無い場合は、歯肉の境目の下の奥深くに残っている歯石や歯垢などの除去と歯根表面の汚れを取っていく治療に移っていきます。
※1度でお口全体の歯石取りなどが出来ます。(詳しくはスタッフまでお問い合わせください。)